自然観察会2024秋~ビッキの木の集い~を10/26(土)に開催しました。
当日は暖かな陽気につつまれて、歩きやすいイベントとなりました。
午前中は林道を散策しながら、研究林内にあるビッキの木と呼ばれているアカエゾマツの大木を目指します。
道中、どんぐり等の木の実を大量に含んだクマの糞や山ブドウの実を見つけることができました。
時期は終わりかけでしたが、紅葉したカツラの葉から甘い匂いがしていました。
ビッキの木に到着!とても大きいです!実際に周りの長さを測ってみると、4.3mでした!
この木の正確な樹齢はわかりませんが、ここまでの大きさになるまでに途方もない時間がかかったことが想像できます…
今回スペシャル講師として来ていただいた筑波大学 笹川大河(ささがわ たいが)さんに、昨年北海道全域で発生した大規模なササ開花について、その開花範囲と影響などについて、ご自身の研究も踏まえながら解説いただきました。
午後はエコミュージアムおさしまセンター名誉館長であり、ビッキさんと親交のあった河上實(かわかみ まこと)さんの解説で、ビッキさんの作品や当時の思い出などを語っていただきました。
当時を知る河上さんからしか聞くことのできない、作品に込められている思いやビッキさんとの会話など興味深かったです。
開催時期やアナウンスの時期など遅くなってしまい申し訳ありませんでしたが、参加者のみなさまには楽しんでいただけたのではないでしょうか。
また次回もぜひご参加ください!
(中川研究林 高橋)
フォトスペース