10月25日(金)に「和歌山県古座川町×北大 まるごと交流祭」を北海道大学オープンイノベーションハブ エンレイソウにて開催しました。このイベント「自治体×交流祭」は、本学広報・社会連携本部が企画し、自治体と本学全体での連携による地域の課題解決・活性化に向け今年度から行われており、「上士幌町」「知床・斜里町」「東胆振1市4町」に続く第4弾として、和歌山研究林がある和歌山県古座川町とタッグを組み行われました。
主なイベント内容
・企画展示
・マルシェ ~古座川町の特産品を販売~
・古座川町&和歌山研究林交流会
~もっと古座川町の魅力を見つけよう!~
・地域経営×大学リーダーゼミ
~古座川町×北大の可能性を掘り下げる!~
〇企画展示
本祭前の10月21日(月)からエンレイソウ1階にて、古座川町や和歌山研究林を紹介するコーナーが設けられました。
和歌山研究林では、本祭で販売予定である木工品の展示のほかに、リーフレットや3分の紹介動画も今回新規に制作して流しておりました。
〇マルシェ
古座川町の特産品を販売するマルシェでは、和歌山研究林スタッフが制作している木工品を販売しました。
研究林内の台風などで倒れてしまった樹木を利用し製作しているため、ひとつひとつ木目や色合いが異なります。同じ商品でも好きなものを選んでいただくのも醍醐味かと思います。
今回は北大オリジナルショップで常設販売している商品に加え、マウスパッドやゴム鉄砲などマルシェ限定商品もそろえました。
秋晴れの中、古座川町の大屋町長の呼び込みもあって、約700名の方にご来場いただきました。用意した商品を通じて、古座川町、和歌山研究林を多くの方に知っていただけました。
〇交流会
和歌山研究林の岸田林長による古座川町での教育・研究の可能性に関するプレゼン、和歌山研究林で大学院時代を過ごし就職したあとも頻繁に古座川町を訪れている北大OB井口さんのプレゼン、古座川町役場の方による町の魅力と特産品に関するプレゼンを基にして、参加された学生さん達と小グループに分かれて意見交換を行いました。
学生実習で和歌山研究林に滞在したことのある学生さんも多く参加してくださり、大いに盛り上がりました。
〇リーダーゼミ
北大の各分野の教職員が古座川町の課題に対する解決策を考えるワークショップで、はじめに寳金総長からもご挨拶いただきました。
古座川町から、人口減少への対策として関係人口を増加させるにはどうしていくべきかが課題として挙げられ、「観光」「研究者の滞在」「ふるさと納税」の3つの視点から関係人口増を考えるグループワークを行い、たくさんのアイデアが出されました。
その後の懇親会でざっくばらんに語り合って本祭は終了。さらに場所を変えて2次会へと話は進みました。
今回のイベントは、再来年に迎える北海道大学創基150周年記念事業のほかに、来年に迎える和歌山研究林創立100周年記念事業でもありました。
多くの方々に参加していただき、北大の関係部署や古座川町との連携を強くする貴重な機会になりました。
(和歌山研究林 前田)