音威子府村のエコミュージアムおさしまセンターと共催で「ビッキの木の集い」を昨年に引き続き秋(10月21日)に開催しました。
前日までの天気予報は雨・低温で、散策には不向きな状況が予想されましたが、当日は秋晴れの中実施できました。直近の悪天候のせいか、あいにく前日までに複数名のキャンセルがあったほか、当日峠が雪のため来訪を断念された遠方の方もおられましたが 、当日は音威子府村のほかに東京や旭川市、名寄市、中川町から計16名の方々にご参加いただきました。
午前中は、エコミュージアムの学芸員や研究林職員が林内の動植物等を解説をしながら、林道途中まで車で移動し、そこからビッキの木まで片道約1㎞を歩きました。ちょうど紅葉が見ごろで、カツラの甘い香りが漂っていました。
今回は午後の部として、エコミュージアム名誉館長の河上實さんに館内の砂澤ビッキ作品を解説していただきました。
河上さんは材木工場経営時代にビッキ氏と出会い、公私にわたってビッキ氏を支援されてきた方で、ビッキ氏とのエピソードを交えての作品紹介は、ビッキ氏をより身近に感じられるものになりました。
今後もこのビッキの木に関わるイベントは続けられればと思います。
(中川研究林・馬谷)