2023年7月19日に音威子府村のエコミュージアムおさしまセンターとの共催で、「おさしま自然散策会」を初めて開催しました。
今回は北海道おといねっぷ美術工芸高校(略称:おと高)の生徒を対象に募集し、文化祭の振替休日だったこの日、募集期間が短いながらも7名の生徒さんにご参加いただきました。晴天で木陰が涼しく感じられるなか、原生的な自然を残している筬島原生保全地区を案内しました。
まずは頓別坊川の支流の河畔林を川崎学芸員の解説つきで散策しました。その後、たも網を使って川で水生生物を採集・観察しました。
魚類ではヤマメ、フクドジョウ、成虫はガムシ科、幼虫では、ムカシトンボ、ヒラタカゲロウ科、マダラカゲロウ科、カワゲラ科、ニンギョウトビケラ科、ヒゲナガカワトビケラ科、ガガンボ科など、計十数種類の水生生物が採集されました。
最後にエコミュージアムおさしまセンターを見学し、センタースタッフと交流をして終了しました。
おと高1年生は毎年6月の実習「森林探訪」で人工林の除間伐、上音威子府地区の森林散策を通して、中川研究林の森林に触れていますが、今回は筬島地区の自然度の高い河畔林や川にも体験していただきました。ここで感じたことが今後の高校生活の糧になれば幸いです。
(中川研究林 馬谷)