国際長期生態学研究ネットワーク(ILTER)のトレーニングコースを活用した論文が出版されました

2016年、教育関係共同利用拠点制度を利用した国際長期生態学研究ネットワーク(ILTER)主催の国際トレーニングコースが、雨龍研究林と札幌キャンパスで開催されました。

本コースは生態系の窒素循環を題材とした若手研究者の人材育成を通じ、生態・環境分野における国際的な共同研究を推進する目的で企画され、現地実習やミニプロジェクトのほか、研究林を含む世界各地の長期生態学研究サイトで観測されたデータの比較解析、論文化に向けたワークショップが行われました。

この度、それらを生かした河川水質に関する国際比較の論文が出版されました。論文には雨龍研究林で収集された長期データが利用されています。一連の活動は、長期生態学研究サイトでの若手向けのトレーニングコース、それを活かした長期モニタリングデータの統合化・論文化に関するモデルケースになると期待されます。